お客様の声 ハロー斉吉セット

2010.04.01

つばき一番搾りピュアオイル

つばきマラソン当日 会場では、大島のおばあちゃんたちが地区ごとにお雛様のようにずらりと並んで腰掛け椿油を販売します。マラソンに出場するランナーの方々も毎年決まって購入される方が多く、おばあちゃんたちはお客さんといろいろな会話をしながらの販売です。お聞きするとみなさん80歳前後とのことです。秋に椿の実を拾い老人クラブに持ち込みます、それを業者さんに絞ってもらい、みんなで集まってビン詰め作業をするそうです。一番絞りのピュアオイルで髪に顔に使ってよし マッサージにも使え、もちろん食べることもできます。おばあちゃんたちは、日常の家の仕事のほかに、坂道を下って 浜に降り 磯周りをし、ふのりやまつも ひじきをとります。もちろん帰りは坂を登ります。さらに わかめの芯取りの仕事もあります。畑でじゃがいも 大根 ねぎや 白菜を作ります。みんな近所で声かけをし、苗をやり取りし、あだりほどりを見て 仲良くも競うように 朝から「草取りしねば」「きっかげしねば」と忙しい毎日とのことです。「あんだいのキャベツまあだなりわるいようだがら、はじめにおらいの食べでっぺし、かっついだらこっち食べっぺし」と作物もやったりとったりするのだそうです。漁に出ている男の人たちの留守を地域みんなで守り、子供を育て、様ざまな出来事を覚悟をもって引き受けてこられたでしょう 辛抱強く気丈夫でやさしい 大先輩がたです。本当にお元気でいきいきとされていて、すぐに大きな声で笑います。 大島から 満員の客船に乗り、気仙沼湾のマグロ船が舳先をならべている様子を眺めながら、エースポートまで戻りました。おばあちゃんたちの大きな笑い声が心に残り、励まされる思いです。

海はいのちのみなもと 波はいのちのかがやき 大島よ永遠にみどりの真珠であれ

水上不二(不二の生地は気仙沼大島)

※きっかげ;畑の畝に土をかける作業

               

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