2011.07.01

はじめの一に戻り

今月二日から　「金のさんま」の製造を再開しました。
株式会社プラザ企画の社長　専務さんのご厚意によって　、金のさんまを炊くためのすべての設備が整った　江刺のセントラルキッチンを　土日　お借りすることができたからです。こんな有難いことはありません。
仮設工場の建設も思うように　進まない中　まず仕事を始める事が大事と　おっしゃっていただきました。
被災地にあって、何事もなかなか進みません。計画を何度もリセットしなければならない事が多く、焦るばかりでした。
このように　少しでも　仕事を再開できた事は　大きな　大きな出来事です。
プラザ企画さんへは　２０年ほど前　私たちが　食品部を始めた時　初めてオリジナルの加工品を納品させていただいたところです。
納品　というより、佐藤専務さん（当時　料理長さん）に　このようなものは作れるか？
と　お話いただき　ある時は　厨房の中まで入れていただいて作り方を教えていただきながら、お取組みいただいた　お客様でした。
また　こうして　ここ（プラザ企画様）から始められることが、何よりも嬉しく　有難いことです。
二十年前の気持ち　今日の気持ち　はじめの一にもどり　忘れず　こつこつと少しずつ良くなるよう　前進しなくてはならないと思っています。

今日はすぐ手に取るところに二宮尊徳の言葉がありました。
「太陽の徳　広大なりといえども、芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なきものは仕方なし」