2018.06.03
2018年5月|カエッテカエッテ
「カエッテ カエッテ!」
私の訛りは相当なものだと自信がありますが、
さらに上を行くこれぞ気仙沼弁のTさんと、この件で盛り上がりました。
県外からおいでお客様をおもてなしするために出迎えたTさん。
お客様がTさんへお土産を渡したところ
Tさん;「カエッテ カエッテ」
「Tさん!? どうして帰って 帰って って言うの?着いたばっかりなのに」と聞かれたそうです。
カエッテ カエッテは
「却って」です。かえってお気遣いいただき申し訳ないというときに使う「カエッテ」ですが、大概の場合カエッテに続く後を言わず2回続けて終わることが多いので気仙沼の外の方には「帰って」を強調されたように聞こえるでしょう
これを言ったら外ではいやな思いをさせる、と肝に命じたつもりでも
百貨店の通路で台車がすれ違った時、こちらが避けると
相手の方;「すみません~」
私;「いやーカエッテ カエッテ!」 相手の方;「?」
Tさんも私も混乱を招いているのにあっはっはと大声で笑ってごめんねーというだけです。
このような謙遜の言葉で気仙沼の人が頻繁に使うのが
「だれ だれー」です。誰 誰?これも 2回続けていうことが多いのですが
「若々しいですねー」
「だれだれー」
(誰?って あなたのことを言っていますが・・・・)と?がいっぱいになります。
若々しいに対して、「何を仰いますやら。」
と返している会話です。「何を仰いますやら」が「だれー」と
どう関わるのかはよくわかりませんし
シーンによって意味が違うこともあるのでだれだれーは難解です。
今度 Tさんと掘り下げましょう。