2022.02.08
秋田の本家比内地鶏さん
雪の秋田へ行きました
今が旬の比内地鶏に会うためで
目的地は秋田県大館市比内町です。
大館の駅に降りると、うわぁーいたいた秋田犬。おじさんは一度に4匹散歩していました。
なんてめんこい
まずはお昼に比内地鶏の入ったきりたんぽ鍋を食べて
比内町大葛の株式会社本家比内地鶏さんへ車で向かいました。
雪はどんどん深くなっていきますが
比内地鶏は寒さに強く、冬が一番の旬だとお聞きしていたので、この環境こそ比内町なのかと感じます。
到着です。
株式会社本家比内地鶏の阿部専務さんにご案内いただきました。
看板にも放し飼いと書いてあります。農家さんが育てる比内地鶏は、鶏を育てる農家さんと、本家比内地鶏さんが、自分たちのブランドを大切に育ててこられたからこそ、頂くことができています。
いい比内地鶏は、鶏思いの農家さんのおかげだそうです。鶏が健康で、じぶんから餌をよく食べ、元気で過ごしているか、鶏舎の清掃も土も
すべてが、良い比内地鶏にとっては大切。
通常、ブロイラーといわれる鶏が40日ほどで成長するのに対して
比内地鶏は秋田県の約束で150日。本家比内地鶏さんではさらに10日長く160日かけて育てた鶏です。すべては健康な鶏を育てた結果が歯ごたえのある味の良いものになるから、だそうです。
もともと秋田の在来種を父にもつ比内地鶏は寒さに強く、夏は暑さ対策が必要です
夏は、どうしても水をよけい飲むので
冬の寒い時期が、脂があって比内地鶏の旨味がいちばんの時期だそうです。
25件の養鶏農家さんから順番に早朝鶏が届きます。
本家比内地鶏さんの工場で、その日のうちに出荷されますから、この上ない鮮度です。
この日の夜も、きりたんぽ鍋を食べましたが
美味しくて、夢中で食べて殆ど写真もとらずに終わりました。
レバー串だけが写真がありました。この日の鶏です。クリーミーな旨味が口いっぱいで、本当に美味しかったです。
専務さんが小さい頃は、家の庭に小さい小屋があってそこで作業をしていて
その後、この場所に工場ができたけれど
今いるこの部屋だけだったとのこと。
その後、全国に比内地鶏の美味しさが広がって、工場は、追加されています。
搬入から解体までのスピードを持った手作業の工程をご案内いただきました。
部位に分けてカットする作業台です。
さらに細かく分かれていきます。
ハツ
キンカンといわれる卵
レバー
伺った時間は皮を串にさしていました
皮のところが旨味の脂で黄色くなっています。比内地鶏の赤身を帯びた身です。
1羽分ずつ袋に入って出荷です。
帰り外に出たら搬出口に、雪の中宅配のトラックが来ていました。
大切に育ててくださる農家さん
スピードをもって手作業で丁寧に最高の鮮度で出荷してくださる本家比内地鶏の皆さん
そして宅配のクロネコさん
みんなのおかげで、寒さの中で育つ滋味深い、旨い比内地鶏をいただくことができます。
噛めばかむほど旨味がでてくる、スープも、なんて美味しい比内地鶏
ありがたくいただきます。