2020.10.31
高橋修さんのれんこん
春からずっと、秋になったら登米にはれんこんがあるって言われていました。
伊豆沼農産のひろみさんが修さんのれんこん 修さんのって何回も言うのです。
れんこんが大好きなのです。先日登米で掘りたてのれんこんを生でかじってみて梨のような味に驚きました。
ずっと高橋さんのれんこん田へ行くのを楽しみにしていました。秋晴れの日ひろみさんに連れて行ってもらいました。
れんこん田はこんなふうにお米の田んぼのとなりにあります。
お米の田より深くして腰のあたりまで水につかるくらいにしてあります。
この下にたい肥をいれながら天塩にかけた、やわらかい土が入っていて、その土のなかでれんこんが育ちます。
まるまるとした白いれんこんは土づくりの賜物だそう。
それにこの登米の気候です。雪がほとんど降らないことと寒暖差が大きく、れんこんを甘くするのだそうです。
初めてれんこん田を見せていただき、聞くこと見ることすべて興味深いです。
れんこんは茎も折ってみるとれんこんの様子をしています。
花の咲き終わった種のつくところもこんな風。
外に出ているところから空気を取り入れ土の中のれんこんに空気を送っていて、れんこんの穴は空気をためているのだそう。
「からつぶし」といって枯れたれんこんの枝をはらってから何日かして収穫をするそうですが、からつぶし前のれんこんもお願いして見せていただきました。
私が持っているのが、からつぶし前。高橋さんが持っているのが通常の出荷のタイミングのものです。
れんこんは泥とも違う黒い皮のような膜で覆われています。
鉄分だそうです。そうまさに鉄の匂いがしました。
枯れた枝を払って何日かするとれんこん自身で鉄の黒い表皮が白くなってくるのだそうです。野菜は生き物だと、また改めてそう思いました。
実は今日一番心をつかまれたのが
この親れんこんの姿です。真っ黒で深いしわ、岩のようになっています。
これは親れんこん これを土に入れてここから新しいれんこんが育ったのです。
壮絶な姿に見えました。自然はこうして代を繋いでいるのです。
野菜は生き物です。ありがたく丁寧にごちそうになります。
帰りお土産をいただきました。もうーわっほいです。