2022.01.06
西和賀産業公社さん どぶろく「ユキノチカラ」
冬の間、どぶろく「ユキノチカラ」を造る米澤さんです
毎年、11月頃から仕込みをはじめ、3月いっぱいまでの醸造期間中は、
米澤さんが休まず毎日どぶろくのお世話をして出来上がります。
秋に西和賀町で収穫した「あきたこまち」のお米を原料に、厳しい寒さの中ゆっくりと発酵させて甘口に仕上げます。
仕込み水には、町内・左草(さそう)地域の山から引いている良質な水を使用し、
じっくり醸したどぶろくです。
「米と米麹の甘さを味わってもらいたい」という米澤さんのおっしゃる様に、
糖度は15度を超えるものの、すっきりとした酸味もあり、お米の味がきちんと感じられる甘さが特徴です。
お米、米糀、お水だけのシンプルな材料だからこそ、分かりやすくも難しいと仰る米澤さん。醸造期間中は、米澤さんが休まず毎日お世話をして出来上がります。
ぷくぷくと発酵中です。およそ2週間程かけてゆっくり醸します。
火入れをし、アルコール度数を15度程から9度以上10度以下のところで留めます。
「西和賀の食べ物と一緒に味わえる、地元のお酒をつくりたかった。
どぶろくは生きているから、毎日工房に来ないといけない。本当に神経つかうよ!」
と仰る米澤さん。
厚めに切ったパリッパリッとした食感の大根の一本漬けと楽しむのが西和賀流です。