2022.06.23
ここは暮坪。日本でたった一戸の暮坪かぶ農家さんへ。
この土地で400年前から栽培されてきた貴重な在来野菜。「暮坪かぶ」を求めて岩手県遠野へ伺ってきました!
上郷町佐比内暮坪地区だけで作られていて
暮坪地区の土でないと「あの独特の辛味は出ない」と言われ究極の薬味といわれています。
【さっそく畑へ。】
暮坪かぶの畑です。
ちょうど伺った日の前日から、収穫が始まったところでした。
こちらの方が、唯一の暮坪農家さんの菊池さん。
平成6年まで30戸あった暮坪農家さんは、今は菊池さんだけです。
遠野の他に、わずかに全国の一部のお蕎麦屋さんやレストランでいただくことができるだけで、大切に使われている薬味野菜です。
【はじめまして。】
葉は、かぶらしい大きめの葉
ふさふさの葉の下をかがんで覗いてみると・・・
わ~!!
(かぶの形を想像していたので)思っていたより細い!
私たちは隣の県に住んでいるのに、中々お目にかかることのない暮坪かぶ。
はじめまして。
早速、「とりましょうか?」と菊池さん。
この、小さい大根のような形。こちらが、暮坪かぶ。
暮坪かぶの栽培が大変な理由の一つとして「連作障害 」があります。
毎年同じ土地で同じ野菜を育てることで病気にかかりやすくなったり、土壌が痩せたりしてしまい作物の生育が悪くなってしまうのだそうです。
そうならないためにも畑を替えながら作付を行う必要があります。
次に作付けをする畑です。
400年前からこの土地で大切に繋がれてきた、それも、もう菊池さんしか作っていない本当に貴重な暮坪かぶ。
私たちに分けていただき、ありがとうございます。