2021.05.10
マルセンファームさんのデリシャストマト
マルセンファームさん
気仙沼から車で1時間半くらい離れた宮城県大崎市鹿島台はトマトの生産が盛んです。
中でも斉吉がお世話になっているマルセンファームさんは希少なデリシャストマトを独自の栽培方法で作っている生産者さんです。
写真のようにハウスも大型のものが何棟も連なっており、設備も整然と整っています。需要に合わせて少しづつ増やしていったそうですが、規模が大きいなと驚きました!
社長の千葉さんに農場を見せていただきながらお話を伺ってきましたので今日はそのお話をしていきます。
デリシャストマトについて
デリシャストマトは「玉光(ぎょっこう)デリシャス」という希少品種で、40年以上の歴史を持つ甘みとトマトらしい酸味風味に優れたトマトながら、栽培が難しく手間がかかる為に生産者は全国でも僅かしかいないそうです。
マルセンファームさんのトマト作り
まさに希少なデリシャストマトですが、マルセンファームさんではトマトの栽培にたくさんの独自の工夫を込めています。
「節水栽培」という栽培方法を採用しており、トマトに与える水を最小限に絞ることでトマト本来の力を引き起こし、味わいや糖度を上げていきます。果物のようですね!
与える水を絞ることでトマト自体の重さや大きさは小さくなっていくので歩留まり等は低くなってしまうのですが、まさに品質重視であると感じました。
近年では水耕栽培など土壌を使わない栽培方法もありますが、マルセンファームさんでは土づくりにも向き合っています。
マルセンファームさんではトマト以外にもお米やほうれん草も生産しているのですが、お米の生産で出るもみ殻や牡蠣殻、海藻などで自家製の有機質堆肥を作り、栽培に用いているそうです。
持続可能な観点からも今後マルセンファームのような取り組みは一層求められていくのでしょう。
土壌の豊かさがマルセンファームさんのトマトの深い味わいを作っているのだなとお話を伺って納得です。
斉吉では5月11日回の生鮮便でマルセンファームさんのデリシャストマトを扱わせていただきます。
今回も作っていただく生産者さんのご苦労や工夫を伺うことができて、非常に価値のあるものを皆さんに紹介できるのを嬉しく思います。
マルセンファームさんではトマトのほか、トマト加工品も手掛けておられます。
こちらからご覧になれます。