お客様の声 ハロー斉吉セット

2021.06.10

ILOVEファームさんのパプリカ(まだ緑色)

宮城県はパプリカ生産量日本一!

宮城県は、「パプリカの生産量が日本一!」と、ご存知でしたでしょうか。宮城県民の私たち、恥ずかしながら知りませんでした。宮城県・登米市に、パプリカ農園の先駆けの方がいらっしゃると伺い、

登米市の伊豆沼農産さん・ひろみさんにご紹介頂き、「ILOVEファーム」さんへお邪魔して来ました。(アイラブファームさん!一度きいたら忘れない、すてきなお名前・・・。)

気仙沼からは車で1時間ちょっとです。

パプリカのハウス栽培をされています。

代表の白鳥さんにお話を伺いました。なぜ、宮城県がパプリカの栽培適地かというと、パプリカは外気・日光など自然の力が大きく影響する野菜のため、1年を通して比較的温暖であり、雪が少ないという条件から「暑過ぎず・寒過ぎず」な宮城が適しているそうです。


代表の白鳥さんのお話

ところで、

代表の白鳥さん、農家さんになられる前、前職での作業中に事故にあってしまい、2年間もの間寝たきりの入院生活も経験されていたそうです。入院中、ベットの上で全く身体が動かせない状態で天井ばかりをじーっと見続けていた日々もあったそう。想像しただけでも苦しいです。そんな毎日の中、ベットの上で「身体を動かせるようになったら、野菜を作ろう」と考えていたそうです。ご実家が農家さんだったこともあり、そんな想いがあったそうです。その後、リハビリも兼ねて少しずつ、少しずつ、身体を動かしてパプリカ農家さんになられた、と私たちにお話下さいました。現在はパプリカの生産を初めてから6年程、ということですが、「本当に、自分の子供のように育てていますよ。野菜は人間よりも正直ですからね。」とお話しして下さいました。


パプリカハウスの中

パプリカのお家の中に入れて頂きました。

パプリカが育っているお部屋です。

「人間の赤ちゃんとおんなじです。最初はミルクからはじまり、パプリカの成長の段階にあわせて、与える栄養が変わっていきます。」と白鳥さんが教えて下さいました。

広さは2000坪。入った瞬間に、パプリカの香りがふわ~っとしてきました。

パプリカです。
知らなかった、最初は緑色なんですね・・・!これから熟していき赤やオレンジの色がついていくそう。(今回は、赤や黄色のパプリカにはお目にかかれませんでした。)

このお部屋の中は30度程に保たれているそうです。とっても綺麗な印象・・・!

それに、どこにも土がありません。土を使わない、「水耕栽培」という方法で栽培されています。こちらで働かれている皆さんも、ポロシャツにハウス用のクロックスという軽装で作業をされていて、私が思っていた農作業のイメージを覆されました。

パプリカの根元には、椰子ガラでできた小さいベットのような物があり、栄養がこの黒い管で与えられているそうです。

「自然の味に近づけるために、パプリカの糖度を高めるものは入れません。」と白鳥さんは仰いました。

所々に吊るしてある、このオレンジの小さなパックの中には、天敵と言われるパプリカの害虫を捕食してくれる虫が入っており、捕食後にはまたこのパックに戻っていくそうです。

この青色・黄色の紙でも害虫をとり、極力農薬は使わない方法で育てていらっしゃいます。


パプリカのお父さん・お母さん

パプリカの列ごとに、お名前が吊るしてあるのを見つけました。スタッフの皆さん、それぞれ担当しているパプリカがあり、最初から収穫まで、一貫して同じ方が育てるそうです。育てる方によって、味にも少しずつ個性があるそうですよ。

まさに白鳥さんが最初にお話してくださったように、「自分の子供のように」大事に大事に育てられているパプリカです。今度は、赤や黄色にパプリカにお会いできますように。

               

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