2014.03.12
madehni(までーに)発表会
3月10日に斉吉2Fばっぱの台所で「みらい食の研究所」からの新ブランド【madehni】の発表会が行われました。
三陸に拠点を置く4つの会社
石渡商店、オノデラコーポレーション、斉吉商店、八木澤商店が手を取りスタートしたプロジェクトです。
これまで、私たちはそれぞれが独自に商品開発をしてきました。
そのため、外からの意見や技術を広く取り入れる機会がなく、
顧客目線で商品開発をするノウハウや技術が足りないという悩みがありました。
もっと商品開発のノウハウを高め、地力をつけたいーそんな思いのもと、4社が商品を持ち寄り、
磨き合う場として、2013年、「みらい食の研究所」が立ち上がりました。
日々磨きあいを続ける中で、「みらい食の研究所」からひとつのブランドが生まれました。
それが「までーに」です。「までーに」は三陸の方言で、
「手を惜しまず丁寧に」「もったいない」「余さず大切に使う」という意味を持ちます。
私たち4社は東日本大震災で工場も自宅もすべて流されました。
被災後、食べ物の役割やありがたさをより感じるようになったこと。
あのとき経験した、食べ物を口にしたときの体にしみいる感覚や安心感。
この感覚をもとに、他のどの地方の食品メーカーよりもこだわった商品を作っていきたい。
また食材を余すところなく使い、手間を惜しまないで作りたい。
「までーに」には、そんな思いが込められています。
「までーに」のシリーズ第一弾はスープです。
現在それぞれの会社が商品を開発し、互いに意見をぶつけながら、日々磨き合いを続けています。
いつかこの切磋琢磨する研究の場が、
この三陸エリアからたくさんの顧客目線の商品が生まれる基となれるよう、
そして、次の未来にそんな土壌を引き継げるようにと願っています。madehni.jp