お客様の声 ハロー斉吉セット

気仙沼たより

斉吉の和枝専務が毎月頑張って書いているエッセイです。 ばっぱが書いている内容に合わせたイラストも味わい深いです。 百貨店での販売や通信販売でお買い物いただくと大体付いてくるので読んでみてください。 気仙沼弁が多いので読みにくいこともあります。

記事一覧

  • 2014.11.04

    大きな鍋

    「ただいまー 今日のご飯 おかずなに?」 家に帰るなり漂う匂いにわくわくしながら(時にはちょっとがっかり)台所で煮えつつある鍋のふたを開けるときの気持ちはなんと言ったらいいか これは幸せなものだと思いますお腹が空いて家に… 続きを読む 大きな鍋

  • 2014.10.06

    サダさんの箪笥

    明治41年 サダは、仙台から気仙沼の斉吉の初代吉之進に嫁ぎました私が生まれた2年後に吉之進は他界し、その何年も前にサダは亡くなっていますから会ったことはないので祖父や父 叔母から聞いた話です。 サダの父は気仙沼の斉藤家か… 続きを読む サダさんの箪笥

  • 2014.08.27

    「なめろう」はできたてで

    初さんまの時期が来ますばっぱは 初さんまがくると、朝一番立派でなぷっくりしたさんまを大きな皿にのせて神棚に上げてから 家族に順番に拝むよういいますそのあと夕飯を食べる人数分に塩をします。塩焼きと同じくらい、真っ先に食べた… 続きを読む 「なめろう」はできたてで

  • 2014.08.06

    住む家

    大切なご自宅を快く貸してくださったN様のおかげで、なかなか住むところが見つからなくて困っていたときに、大きな安心をいただきました。二人合わせて150歳以上の両親が一階に住めたこと、また、大きな一軒家で、若い人たちが戻って… 続きを読む 住む家

  • 2014.07.04

    鍋のきもち

    工場(こうば)からは 甘辛い醤油が湯気になって立つ匂いがしています。金のさんまが炊ける匂いですガス台に 直径40cmほどの大きさの鍋を並べて 弱火でゆっくり炊きます家庭にあるものよりは大きいですが 炊く人が 一人で持てる… 続きを読む 鍋のきもち

  • 2014.06.06

    父の日ですね

    いつもみんなのことを思い、毎日のお仕事ありがとうございます。 母に比べて父の価値は5ポイントくらい下がるんじゃないかと、ぼそぼそと主人が言いました。いざというとき思い出すのは母だとか、父にとっては、ほんのり寂しい話もあり… 続きを読む 父の日ですね

  • 2014.05.07

    蔦(ツタ)のこと

    赤さびのうねトタンをびっしりと覆ったツタは、とても力がありました。何年も、人が住まなくなり閉まっていた木枠のガラス窓の隙間を少しずつツタは入りこんで、私たちが見たときには部屋の天井いっぱいに覆っていました。まるで お化け… 続きを読む 蔦(ツタ)のこと

  • 2014.04.04

    におい その2(本郷にうつり)

    以前、店のあった「魚市場前」には、はっきりとした、その地区のにおいがありました魚市場が水揚げしている魚のにおいと 広い海から吹く風のにおい暮らしていると日頃は感じなくなっていますが しばらく離れていて 戻ると 鼻の奥から… 続きを読む におい その2(本郷にうつり)

  • 2014.03.11

    におい

    美味しそうな話でなくてごめんなさい。数学的な考えが不得手で、もともと動物っぽいといわれている私の言い訳みたいな話です。それでも最近は においを嗅いで、あーこの食べ物腐っているとか、気がつくことなど、ほとんどありません。昔… 続きを読む におい

  • 2014.02.13

    ごす餅まぎ

    大きな木づちで木材を打つ音がしています。力強いけれど柔らかい音だと聞き入ってしまいました。店と工場の隣に家を建てています。ずっと古くからお世話になっている住研工業さんが建てています。設計は三浦さん家族が多いのに小さい予算… 続きを読む ごす餅まぎ

  • 2014.01.07

    手仕事

    梅干しばばぁ と いう 言い方がありますがこれは おばあちゃんが 梅干しのように しわしわで 残念な感じを 言っているのではない と うちの ばっぱは 言っています梅干しは 長い年月をかけて 熟練した おばあさんが 漬け… 続きを読む 手仕事

  • 2013.12.02

    神様と地鎮祭

    11月28日 自宅の地鎮祭をしました。建物を建てる 土地の上に 紅白の幕を張り 祭壇を整え 米 水 塩 大根や白菜 りんごや柿 (山のもの) と おかしら付きの魚(海のもの)と お神酒を お供えします神主さんが 祝詞(の… 続きを読む 神様と地鎮祭


               

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