お客様の声 ハロー斉吉セット

気仙沼たより

斉吉の和枝専務が毎月頑張って書いているエッセイです。 ばっぱが書いている内容に合わせたイラストも味わい深いです。 百貨店での販売や通信販売でお買い物いただくと大体付いてくるので読んでみてください。 気仙沼弁が多いので読みにくいこともあります。

記事一覧

  • 2009.10.01

    カツオのあら汁と鬼おろし

    すっかり秋の空気です。気仙沼の秋は【さんま】と【戻りカツオ】、出荷のはじまった【牡蠣】。【秋鮭】と【いくら】これもあれも「食べてみでけらいん」・・・とついつい自慢したくなる豊かさです。 中でも 春先から北上していたカツオ… 続きを読む カツオのあら汁と鬼おろし

  • 2009.08.01

    西之前 八幡丸定置網漁

    【気をつけらいんよ】「だいじょうぶです」【あんだ元気良いねぇ】「はい ありがとうございます」ついに長い間の希望だった定置網漁につれていってもらいました。気仙沼市唐桑地区 鮪立 大正時代はじめには定置網漁を行っていたという… 続きを読む 西之前 八幡丸定置網漁

  • 2009.08.01

    さんま特別号さんま船

    昭和40年代 小学生の私は秋がきらいでした。さんま船がたくさん入り、家業の廻船問屋は 早朝からとても忙しく、大人は子供の事などかまっていられないばかりか、子供の手も貸せ!という勢いです。学校に行く前に 母が作ったおにぎり… 続きを読む さんま特別号さんま船

  • 2009.07.01

    先輩の力

    大正12年 気仙沼町立実家女学校として開校した宮城県立鼎が浦高校(かなえがうらこうこう)は平成17年に男子校の旧気仙沼高校と統合し、男女共学の新生 気仙沼高校となりました。旧 鼎が浦高校のフェンシング班は、昭和28年の創… 続きを読む 先輩の力

  • 2009.06.01

    はじめの一歩

    「雪つつみのさんま」は 私たちが発明したのではありません。卯の花漬けという郷土料理で、この地方にずっと古くから伝わるものです。昭和の初めから終わりごろまで斉吉魚問屋は漁船の回船問屋業一筋で来たのですが平成元年から食品の製… 続きを読む はじめの一歩

  • 2009.05.01

    安波さまより婆さま

    海の市から市場側へ出ると正面に見える小高い山が安波山です。地元の人は「安波はん」と親しく呼びます。朝ジョギングで登る人もいるし、幼稚園の子どもが遠足でも登りますから大人の足で登山口から15分くらいで頂上です。頂上からは … 続きを読む 安波さまより婆さま

  • 2009.04.01

    しらすよござりぁすか

    ゆでたてのしらすは、醤油をほんのちょっとかけただけで美味しい 地元ならではの贅沢な春の味です。ふれ売りのしらす屋さんは 漁師さんの奥さんであることが多く 朝 獲れたてのしらすをゆでて(いわゆる釜揚げ)市内に運んでくれます… 続きを読む しらすよござりぁすか

  • 2009.03.01

    夢見る【あざら】

    今年は 地元の蔵元『男山酒造』さんから貴重な大吟醸粕をいただいて、【あざら】を作ります。【あざら】は気仙沼だけの郷土料理です。似た感じの料理で近隣に【おここ煮】というのがあります、使う材料は同じでも、まったく雰囲気の違う… 続きを読む 夢見る【あざら】

  • 2009.02.01

    大切な食べ物

    久しぶりに阿部なをさんの【葱とわかめと油揚げ】という料理の本を開きました。1988年の出版ですが 巻頭の言葉を読み 改めて深くうなずくような気持ちになりました。20年以上も前に書かれているのに、今になって、ますます大切な… 続きを読む 大切な食べ物

  • 2009.01.01

    希望の年に

    三歳ごろ小児喘息といわれ地元の名医にかかりました。夜中の発作は毎度のことでいつも深夜に駆け込んで診てもらいました。仙台の大学病院でアレルギーテストをしました。〔卵と鶏肉がアレルゲンなので食べさせないように〕といわれたそう… 続きを読む 希望の年に

  • 2008.12.01

    ナライの風

    初代斉藤吉之進が暮らしていたころ魚町は『気仙沼町釜の前』という住所でした。藩政時代海水を汲んで塩を焚く釜があったという話も聞きますが、内湾を臨む町(現在の魚町 南町)を『西風釜』(ナライガマ)といい、ここにも釜という字が… 続きを読む ナライの風

  • 2008.11.01

    唐桑御殿

    先日 市内の唐桑地区 崎浜の『唐桑御殿』とよばれるお宅におじゃましました。晴天の日の唐桑の海は それは、それは見事です。澄んだ真っ青な空の色を映し、さらに深い藍色の中に緑色を帯びた海の色を ぜひ眺めてください。深呼吸を何… 続きを読む 唐桑御殿


               

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