気仙沼たより
斉吉の和枝専務が毎月頑張って書いているエッセイです。 ばっぱが書いている内容に合わせたイラストも味わい深いです。 百貨店での販売や通信販売でお買い物いただくと大体付いてくるので読んでみてください。 気仙沼弁が多いので読みにくいこともあります。
気仙沼たより2024.10.31NEW
2024年11月 | うろかろって
食べ物のことがもっと知りたくてうろかろしています。 人類は何を食べてきたかという世界地図を見ました。 日本を含む東アジアは、主食が米でたんぱく質は魚。例えばヨーロッパは小麦と畜肉です。 そうか… 続きを読む 2024年11月 | うろかろって
記事一覧
-
2021.10.29
2021年11月|魔法の光
子供が保育所に通っていたころ 親である私が大好きだった先生が、ふと言ったことが忘れられない。 「子供たちは毎日喧嘩をするけど、ケガが心配だというところまでは介入しないことにしている。 喧嘩も思い切りしないと… 続きを読む 2021年11月|魔法の光
-
2021.10.01
2021年10月|えす・でぃ・じーず
5歳の孫がふと言いました。 「かめや魚が食べたら困るからね、海でストローとかビニールをひろったんだよ、 えす・でぃ・じーず だよ」 幼稚園ではもったいないばあさんという絵本を中心に教わるそうです。 わが家の… 続きを読む 2021年10月|えす・でぃ・じーず
-
2021.09.03
2021年9月|リュックのなか
ここ1年半スマホの中にたまった画像は勢いよく緑色が増えました。 東北のあちらこちらへ、畑へ行って農作物を見せていただいているからです。 コロナ禍で三密を避け7割とか5割リモートにしてとテレビでは言っていますが そもそもこ… 続きを読む 2021年9月|リュックのなか
-
2021.08.02
2021年8月|良いごど あったっかねす
毎年お世話になっている 気仙沼大島の柚子のおがりあんばいを見に小山さんを訪ねました。 今年は早めに梅雨が明けて、子供たちが夏休みになる前に真夏の日がやって来たので どうだろうかと。 予め伺うと電話したところ、2回目のワク… 続きを読む 2021年8月|良いごど あったっかねす
-
2021.07.01
2021年7月|内湾 夕暮れの散歩
気仙沼へおいでの時は、どうぞ内湾を散歩してください。 青い空を写した海が光る昼間もいいですが、できれば夕暮れ時。 内湾と呼ばれているのは気仙沼湾のいちばん奥 湾口から9kmも入るため、いつでも海は穏やかです… 続きを読む 2021年7月|内湾 夕暮れの散歩
-
2021.06.01
2021年6月|毎日朝ドラ
NHKの朝ドラ・おかえりモネ が始まった。 地元民は、あの虹色のかわいいタイトルと モネちゃんの澄んだ横顔が、頭の中に貼りついたような盛り上がりです。 みんながドラマの中の方言のジャッジ、 廉くんの「気をつけで帰れよ」の… 続きを読む 2021年6月|毎日朝ドラ
-
2021.05.07
2021年5月|わっしょいとインスタントラーメン
昭和40年代 みなとまつりの日 気仙沼にできたばかりのスーパーマーケット、小学生は普段そんなに行かないけど この日は忙しいから スーパーでお惣菜を買って来てと言われる。 毎日の食事は家で母が用意してくれる魚や煮物 新しく… 続きを読む 2021年5月|わっしょいとインスタントラーメン
-
2021.04.01
2021年4月|思い出した亀の踊り
恥ずかしながら、「小馬鹿くさい」が宮城の方言だということを今更知った。 標準語の「小馬鹿にされた」とはだいぶ意味が違う どこか温かいものがあって、関西の「あほやな」に近いかもしれない。 あいづ… 続きを読む 2021年4月|思い出した亀の踊り
-
2021.03.02
2021年3月|ありがとう
先に山に上がってと言われ生きていた。 冷凍庫にあった大切なおにぎり2つ、水でのばしおかゆにして8人で分けて何日か食べさせてもらった。 火を焚いてやかん一つに沸かしたお湯をもらって10日ぶりくらいで顔が洗えた… 続きを読む 2021年3月|ありがとう
-
2021.03.02
2021年2月|笑う門に
高校の頃、町の中を「男子高生と2人並んで天に向かって大口を開けて笑って歩いていた」と 知り合いのタクシー運転手さんが母に話したらしく 家に帰って両親にものすごく叱られた。(当時箱入り。男子高生というのがダメ… 続きを読む 2021年2月|笑う門に
-
2021.01.01
2021年1月|お恵比寿っさんの足もと
全国にあまたの恵比寿さまがいらっしゃるでしょう。 商いの神様といわれ大概は座っていますが 気仙沼のお恵比寿っさんは船の安全を守り大漁を願う神様。 船の入出港を見守るようにして立っています。 初代は、第二次世… 続きを読む 2021年1月|お恵比寿っさんの足もと
-
2020.12.01
2020年12月|百年
初代の吉之進さんが商いを始めてから 斉吉は来年で百年になります。 大正10年。はじめは薪や炭の商いと聞いています。 当時竹輪やカツオ節製造で使ったからで、市史をみると大正9年に気仙沼に日本で初めての魚類専門… 続きを読む 2020年12月|百年