お客様の声 ハロー斉吉セット

2014.03.11

におい

美味しそうな話でなくてごめんなさい。
数学的な考えが不得手で、もともと動物っぽいといわれている私の言い訳みたいな話です。
それでも最近は においを嗅いで、あーこの食べ物腐っているとか、気がつくことなど、ほとんどありません。
昔は、頼みの賞味期限表示はなく目で見て、においを嗅いで、自分の判断で身を守っていたけれど(たまに守れないときもありながら)今では、腐った食べ物がどんなものかということすらわからない。

真っ先ににおいを嗅いで危険か安全か、的か味方か、判断するために鼻は顔の先についているのだと聞いたことがあります。
震災の直後、携帯電話もパソコンも車もなかった時に、さまざまな複雑なことがなくても、生きていることは、どても素直で、まじめで、単純なもののように思えました。
身一つで歩いていた時の感覚を大切に思い出すことが、大事な気がしてきています。

世の中のみんながそう言っている(らしい)からとか、行政がそう発表しただとか、そのこととは、そうだとして、五感を動員し、においを嗅いで自分の頭で考えて行動するようなことが、いつも少しずつ訓練されて、何かの判断の大事な一つの要素となることが、きっとあると思います。
野生の感覚など遠いものだけど「嗅覚を磨くぞ」です。

               

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