2014.11.04
大きな鍋
「ただいまー 今日のご飯 おかずなに?」
家に帰るなり漂う匂いにわくわくしながら(時にはちょっとがっかり)
台所で煮えつつある鍋のふたを開
けるときの気持ちは
なんと言ったらいいか これは幸せなものだと思います
お腹が空いて家に帰る。気をつかう必要のない人が食事を作ってくれる
お行儀が悪いと叱られたり、人数分しかないんだから今食べるなと言われたりしても
間違いなく美味しくて
この上ない幸せなものだと思うのです。
お母さんの家族を思う食事の支度は、他の何とも比べることができないでしょう
今時期 大根がおいしくなってきたねー
鮭がたくさんとれているって市場にいっぱいでていたよ
ずいぶん寒くなったから 温かい汁がいいか
美味しい頂き物があるから これにしよう
風邪ひいてる人がいるから 温かいうどんだよー
お祝いだから お赤飯だね
様々な事情にそれは様々な条件を掛け合わせ 最大限良いようにと用意されます
鍋で煮えるおかずの匂いと温かい湯気の底にある心は「愛」だ思います
作る人もそれほど考えていないと笑うでしょう それに
忙しくてそんなこと考えてるひまもない
愛とかくのはとても恥ずかしい気がします が。
私たちも近づけますように