2013.07.08
市場で朝めし
実は まだ 夢の話です。
私たち自慢の気仙沼の魚市場で、 朝 市場で働く人たちの喧騒の中 炊きたての白いご飯と 温かい味噌汁 とれたての魚の 塩焼き とか 刺身とかで 朝ご飯が食べられたら 楽しくて美味しいだろうなあ
地元の仲買さんや 漁師さんと いっしょに 外からおいでになるお客様にも 食べてもらいたい
漁師さんや仲買の人たちは お客様に対して 思わず魚の自慢とか きっとするんだろう。「俺のとった魚食ってみろでば」とか・・・
「今の時期こいず喰わねで どうすっけ」とか・・・
船から水揚げされる魚が 網からこぼれるのを カモメが狙って飛んでいるのを 真近に見ながら そんなやりとりがあったらいいなぁ
昭和50年ごろまでは市場食堂 と云うのがありました。熊谷さんご夫婦が やっておられ 市場で働く人たちの 朝めしを 用意してくださり
市場の目の前にあった 黄金食堂さんは 夜中の水揚げの時の夜食を おかもちで 場内に届けてくれました。魚だしの 醤油ラーメンと おにぎり でした。
熊谷さんの市場食堂に ご飯とみそ汁だけ頼んで 後は水揚げしたばかりの魚を 自分たちで 刺身にして食べる という手もあって
どんな 上等な料理よりも 「あの時食べてた あの朝めしにかなわねーよなー」と 地元の人たちは そういったりします。それは働いた後の ご飯だったから かもしれません
それでも ぜひ復活させたい 景色です。
おかげ様で この お便りも 70号 になりました。拙いものですが お読み頂き ありがとうございます これからも どうぞ よろしく お願いします。