2010.07.01
年齢制限なし
いやあ 飽ぎだ 飽ぎだ 年寄りばがりでさあ・・・・一週間ぶりに 父が温泉から戻りました。そういう本人は まぎれもなく年寄り。それにかぶせるように勢いよく母が なんとっさあ 何歳以上でねえばだめっていうみだいに 年寄りばがりだでば・・・・。
二人とも十分に該当者なのに 自分だけはそうでないと思っている風な言いようで、これはこれで 元気な証拠でありがたいことだと 可笑しいながらも感謝しました。
父は 現役当時 ばりばりと仕事ばかりしており仕事に夢中でした。一度にいくつもの仕事をこなせると自分で私たちに自慢していました。 ただ機械類は全く担当外でした。ヒューズが飛んだら母の出番です。電球一つ交換できず 電気屋さんのお世話になるのです。
出張はほとんどが沿岸地区の為 長距離を車で走ります。それなのに ボンネットを開けてもほとんど触れないのです。
当時 車の免許は自主練習のあとすぐ実技試験。 小学校の校庭に石と縄がおいてあり そこを 縄のとおり 走れたら「良し」です 父は 石の上に ばんがり タイヤが上がったので落ちた と思ったのに合格 祖母がバケツにさんまを入れて「お世話さんです」と 試験官の人に渡した と言います。
棒ハンドルのクロガネの三輪車が初めての斉吉の自動車 それから50年以上 よく大きな事故もなく過ごさせていただきました。70歳に近づいたころ、「おらいのお父さんの運転があぶないがら どうぞ 捕まえでください」と母が 警察に嘆願しましたが、現行犯でないと捕まえられないと言われ 敢え無く断念 それでも 何年かかかって母の願いを聞き入れ 次回の免許更新をしませんでした 今は亀のクラクションのついた自転車に乗っています。
父が携帯電話を始めて持って出かけたとき、居所が解らなかったので
斉吉から父の携帯に電話をしました。「もしもし会長ですか」「あー俺だ よぐおれがこごさ居るってわがったな」「えっ・・・ ?」 腹痛くなりなり 笑いました。
70歳でも80歳でも大先輩方はお元気でどんどん御活躍なさる方が増えました。日本の底力を感じます。