2012.08.06
第63幸漁丸 再び!
昨年の津波の後の火災で 63幸漁丸は 被災しました。
長い間 気仙沼で一番の水揚げを続けてきました。
船主さんは すぐに「また やる!」と 決めましたが 造船所も被災し ずっと思うようになりませんでした。
去年の3月11日 以来 高台から
黒く焦げた船の姿を 毎日眺めた みんなの気持ちを 思いだします。
それから1年4カ月あまり 63幸漁丸は新造船となりました 進水式で 前と同じに命名された船名旗を嬉しくて何度も見上げました。
グレードアップして 生まれ変わる同船を 見る感動は 言いようもありません。
進水式には この船の初代の社長さんと一緒に 船を支えた 方々が 招待されました。 また 組合長さんや市長さん漁労長(親分)に並んで 初代のころ甲板長さんだった方を お呼びしました ご本人は 遠慮されながらも みんなを代表して 玉ぐしを奉げて 大漁安全を祈願されました。
甲板長さんと云うのは 甲板で働く一般船員のリーダーです。先の方のご苦労を忘れない 全く63幸漁丸らしい と 思う風景でした。
本船はずっと 家族思い 乗組員思いです 船主さんも 陸で作業をするときは一緒に現場に入り みんなと同じに 仕事をしています。
抜群のチームワークをつい眺めてしまうのですが
進め方も 後始末も 見事なのです。海の上で仕事をするのだから、これこそが命にかかわるのだと 納得したり、
だから ずっと続くのだと いつもそう思います。
きっと 前よりもっとピカピカのさんまを とってきてくれるに違いありません。