2021.07.01
2021年7月|内湾 夕暮れの散歩
気仙沼へおいでの時は、どうぞ内湾を散歩してください。
青い空を写した海が光る昼間もいいですが、できれば夕暮れ時。
内湾と呼ばれているのは気仙沼湾のいちばん奥
湾口から9kmも入るため、いつでも海は穏やかです。
それゆえに古くから漁船が停泊し、その漁船に関わる商いが軒を連ねる魚町です。
先の震災では、語り尽くせぬ大きな被害に遭いましたが、
地元は、海が見えること、海とともにあることを望みました。
夕暮れ時は、一層きれいです。
なだらかな芝生の傾斜は防潮堤で、その上にカフェやレストランの灯り
堤防の海側の道を、ゆっくり歩いてください。
海からの風はちょうど良く、向かい側のホテルの灯り、舳先を並べる漁船
湾口に向かって気仙沼湾横断橋の灯り、
堤防には、ずっと足元を照らす灯りが続きます。
心地良いとはこのことだと、景色とやわらかい風を楽しんでいるうちに
神明崎の五十鈴神社に到着です。赤い欄干の浮見堂が浮かび上がって見えています
周りは海です。
あの三代目お恵比寿さんにも会えます。
震災で流出し9年の時を経て海底から見つかった2代目恵比寿さんには石段を上がった神社の境内で会えます。
大漁祈願 航海安全の神様です。
美しい気仙沼湾、海とともにある事と
堤防で守られることの折り合いをつけるために、ご苦労された方々に深く感謝。
シャチョーと二人夕暮れの散歩 こりゃデート気分です。