2022.03.01
2022年3月|春に

ふと思い出す、保育所の角を泣きながら曲がった日
30年近く前のこと。
公園でママたちが、小さい子供たちが遊ぶのを眺めながら、
楽しそうにおしゃべりをしているのを横目に、
3歳にならない小さい子供を保育所に預けはじまったころの
子供への申し訳なさは、
当時は言いようのないほどでした。
夕方も暗くなってから、急いで迎えに行くものの、
わが家の子供だけが居残りだったことも何度もありました。
スイミングスクールは3人揃って行くから、その時間こちらが助かるから行かせたような気さえするし、
よそのみんなは大人がついていって着替えや髪を乾かすのを手伝ったりしていたのに、
わが家は、子供たちだけで行っていて、
当時周囲からは、それもかわいそうだと叱られていたのです。
なんだか、かわいがる時間が不足しているのではないかという気持ちは、ずっとついて回り、
小学校に入っても、膝の上に座って話を聞かせてと無理に頼んでは断られていました。
この頃、子の親になった彼らに、
当時は申し訳なかったと言ったら、甚だしく拍子ぬけした。
自分たちが寂しいとか、そのことで困った等、思ったことがない。
むしろ、自分たちだけでスイミングからの帰り道、買い食いしたり、寄り道したり
自由だったことが楽しかった。そんなこと、どうでもいいという風な、
あっさり適当な返事が返ってきた。
そういえば、ばっぱからはずっと言われていたのだ
「子供にとって、いちばん大事なのは、親の楽しそうな声だ、
喧嘩しても、基本的に信頼し仲良くしていれば、あとの他の事は、ほとんど大丈夫。」
きっとそうだね。