2022.04.01
2022年4月|感謝にかえて
長い間一緒に働いた方の
退職の日です。
廻船問屋だった斉吉が新たに食品製造を始めてまもなくの頃
今とは別の弁天町というところに
今よりもっと小さい初めての工場で
下の子供さんが小学校に入ったころから一緒に働くことになりました。
子供が育つのと一緒に、働く時間も増え
そのうち金のさんまを炊く 2代目担当大臣を引き受けてくださいました。
震災の直後はご実家に戻り、気仙沼を離れましたが
その間も、金のさんまの鍋を持ち上げる筋力が落ちると困るからと
筋力トレーニングを欠かさず日々を過ごし、帰ってきました。
震災後の、あれもこれも不足でたいへんだった頃も
自分の考えは、きっぱり言うけど
不満は言わず
今よりも、もっと拙い私たちの考えに、ついてきてくださいました。
金のさんまを炊く仕事も、
次の担当大臣を育ててくださいました。
年とった、ご主人のご両親のお世話をし
まじめで頑張る姿は、いつでも尊敬です。
立派に勤め上げられて、今日は退職の日、
いつまでも名残惜しい気持ちは尽きないけれど、
いつまでも という訳にもいきません。
どうぞ
これから、少しはゆっくりできて、
もっといい日々になりますように。