2022.05.31
2022年6月|海原に姿映すか山つつじ
山を覆う真っ赤な山つつじ、気仙沼からのみんなのSNSは
見事な山つつじの画像でいっぱい、つつじは圧倒的スケールです。
砂ぼこりいっぱいのがたがた道も、今年からは舗装道路です。
14年前2008年6月の斉吉だよりに山つつじのことを書いていました。
一部抜粋です。
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両側を埋め尽くす山つつじの間をくぐるようにして山頂を目指します、
(中略)
振り返ると室根山 栗駒山 遮るものがない圧倒的な大パノラマです。
手前は一面に燃えるような山つつじ、その先に濃い緑色の山がいくつも重なり山は海に注ぎます。
この手で太平洋の水を汲めるのではないかと思えるほどに迫る海。
(中略)
先人の長い努力の積み重ねと、幾百年もの間 風雪に耐えたつつじの姿を重ねます。
この山の整備を始めた佐々木梅吉さんが昨年亡くなられました。
梅吉さんは一人農作業の後、毎日、山に入り、つつじの下草刈や移植を始めた方です。
(中略)
山頂近くに梅吉さんの歌碑があります。
海原に姿映すか山つつじ われ無き後も末の末まで
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梅吉さんは、きっとご覧になっているでしょうか
この賑わいを、大勢の人がこの景色に感動し、海と山の大切な関係に感謝をしています。
そうして気仙沼を自慢しています。
末の末までとどく仕事に、深い敬意でいっぱいです。
2008年6月斉吉気仙沼だより
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