2022.11.01
2022年11月|食べものは 生き物
さんまが三陸の海に来ました。
近頃 200カイリの外までいかないと漁獲できないことが続いていましたので
一晩獲り などという言い方をしますが
昨夜獲ったものが今朝水揚げされるということが、
少しですが日によってはあり、
これこそが本来のさんまの鮮度だと
揚がったさんまを見ては喜び
刺身で食べては旨さに喜びしています。
自然の海流や海水温に合わせたさんまの都合です。
魚も野菜も果物も、同じ品種で同じところでとれたとしても
おおよそ同じはありますが、同じものはないということを実感しています。
さんまもカツオも平目もアジも
みおろしすると少しずつ違います。
生き物ですから当たり前なのですが
なんとか平均化しようとし
形がそろわないから、
漁がばらつくから
日々の仕事に合わせにくいなどと残念に思ったりします。
食べ物は自然の営みの中で育ててもらった生き物
大切に無駄なく頂だくべ
もっともっと工夫すっぺと思います。