2023.04.04
2023年4月|斉藤吉之進翁伝
古い地元新聞に連載で
斉吉の初代吉之進の話がのっていました。
震災の後 わが家では、この新聞も流されて無くなっただろうからと
斉藤吉之進翁伝と表紙をつけて、
新聞を貼って保管していたものをくださったのです。
日露戦争時 バルチック艦隊と戦った日本海海戦の時に
連合艦隊に乗っていました。
曾祖父の初代吉之進は当時23歳 海軍のコックです。
海戦の後ヨーロッパやオーストラリアの港を回り、
歓迎されたことも書いてありました。
退役してから 薪や炭の販売と食料品店を始め、
海軍御用達の看板をいただき、
カレー粉やコンビーフもあったそうです。
曾祖父は 亡くなる前 自分の長男に嫁のみさをの
言うことを聴くように言ったと聞いていました。
食料品や炭を売っていた家に嫁いだみさをが、
新たに廻船問屋を始めてしまう。
どんどん進んだことを
初めは、とても心配していたそうですが
すっかり信頼して認めていました。
明治生まれの海軍軍人だった曾祖父は
言葉もわからないけれど 広い世界で人に会っていたからではないかと
改めて思いました。