2024.02.01
2024年2月|リズム
一歳半のお子さんがいるお母さんと一緒に東京出張に行ってきました。
新幹線の車内、お弁当箱がパカッ、嬉しそうな笑顔。
ほうれん草とにんじんとツナだというサンドイッチを小さな手で持って
つぎつぎと頬張る、食パンは離れないようにポケットになって具が入っています。
次はじゃがいも、小さな手がつかめる大きさで、ほんの少し塩だけの味付け。
残さず食べ終えると、もうひとつのお弁当箱に薄くスライスされたりんご。
どんどん食べて、最後にストローでお茶を飲んで車内でのお夕飯を終えた。
小さい子の暮らしで大切なのはリズムだと思う。
「食材のバランスも素晴らしいですね!」というと ネットに出ているのをまねしているだけと笑う。
預けている保育園から今日の子供さんの様子や写真はラインで送られてくるのだと見せてもらった。
新幹線の窓に小さい手をはりつけて、
しばらくの間 次々と流れる外の景色を見ていたあと、
飽きた様子が分かったお母さんは、車内を少しだけ行ったり来たりをするのに、静かに一緒して
そうしている間に東京に着いた。
小さい子をだっこして背中にはリュック。さらに斜めに2泊3日分の大きい荷物。
明日から2日間 みんなの未来、お母さんとしての彼女にも、何より小さい子の未来にも大切な会議。
オンラインでは賄えない大切な場への参加。
私は、お母さんと小さい子の姿がかっこ良くてちょっと泣きそうになった。
荷物もうんと多くて大変そうだけど、
きっとご本人は思い返しても、とても幸せな時と思います。
世の中の仕組みや、ありようはまだまだ変わらなければならないことが山積みと思いますが
こんなふうにして未来に向かう若い人たちが、心から頼もしく
子供と一緒に、あるいはそれぞれが存分に活躍する日々を応援する環境になりたいです。