2024.03.14
2024年3月|風の中の通勤みち

春が近づいたと思ったのに、ぶり返す寒さ
雪が降り、ビュービュー風もある日、川沿いの道は、
自分が自然の中にいることが、濃く感じられる。
それでもダウンのロングコートだし、足は雪でも濡れない、あったか靴。
帽子のつばで雪をよけて、すっぽりフードを被っているから、
よく考えると寒いのは顔と吸う空気が冷たいだけ、
ボディも手足も温かい。
こうして風の吹く中を歩くと、いつでも昔の人、
江戸時代の普通の人の暮らしはどんなに寒かっただろうかと思う。
農民は木綿すら許されず、冬でも麻を着なければならないから、
麻布を少しでも温かく、そして丈夫にするために、布にきめ細かい刺し子をした。
「津軽こぎん刺し」は、刺し子の糸を張らず、
一目を少しずつ緩ませ膨らみを持たせて糸を刺すのだそう。
民芸の 柳宗悦は「名もない津軽の女達よ よくこれほどのものを遺してくれた(中略)
だがその虐げられた禁制の中でこれほど美しい物を生んでくれた」と書いている
気仙沼でも昔の漁師さんの着たものは布の上にまた布を何枚も刺してあるものを資料で見たことがある。
まだ長靴のないころはわらじだろうか。
時代の進化はありがたいものだ
いろいろなところで人は、明日はもっと良くなるために働いている。
そうして今
よくわかっていないけれど
仕事も暮らしもデジタルトランスフォーメーションがどんどんやってくる。