2024.04.02
2024年4月|enフランス「んだ んだー」
フランスの海辺の町サン・ナゼールで
はじめてディナーを出すことになりました。
Un Weekend au Japon
今年のイベントのタイトルは~日本の海辺から~。
そこで日本食、中でも気仙沼で食べている食事を用意してほしいとのリクエストをいただきました。
初めては、心配と不安いっぱい、しかも120名のお客様を予定しているとのこと。
迷うはなく、心配事をひとつひとつ解決しながら、
斉吉がお料理をさせていただくことを決め
エアーフランスの飛行機を予約しました。
さぁ どうする。
フランスのお客様のお好みは、献立は、現地の厨房は、仕込みは、何よりも材料は。
何度もフランスのチームとオンラインで話し合いをし、できる限りの準備。
スーツケースにも、斉吉の「返したれ」や さんま節を詰め込んで出発
サン・ナゼールに着いてから、現地で野菜や魚を仕入れる。
翌日から仕込みに丸一日 その次の夜がディナー本番
フランスで仕事をされている日本人の料理人の方々が
ボランティアで手伝ってくださり
そのおかげで、違った環境に落ち着いて対応することができました。
料理長の啓志郎さんとディナーを終えて話したのは
これまで、さまざまな機会に出張、出前斉吉をしてきたすべてが役にたったということと
フランスのキッチンスタッフの皆さんと作れたチームの力への深い感謝です。
フランスで 気仙沼の言葉をひとつ覚えてもらえたらと夢見ていました。
「んだ、んだー」です。(フランス人が発音しやすいのではないかという期待)
ディナーの後 「気仙沼のディナー美味しいよね」とのフランス語での問いに。
んだ、んだーとみんなが応えてくださり もう嬉しくて嬉しくて飛び跳ねたのです。