2025.03.07
2025年3月|五代目になりました

初代の吉之進さんは、海軍を退役してから
1921年薪や炭を扱う12坪の店を始めたそうです。
二代目の藤太郎さんになって、世の中は薪や炭を使わなくなったけれど食料品店を続けました。
同時に藤太郎さんに嫁にきた みさほさんが
全国から気仙沼に入港する漁船の廻船問屋業をはじめ、
1960年斉吉を株式会社にしました。
三代目の健一さんは、生涯、廻船問屋業で、
気仙沼に入港し水揚げしてもらうよう全国の港を歩いて
勧誘し漁船のお世話をしました。
その間に四代目となる純夫さんが養子となり、水産物を扱うことになりました。
はじめは鮮魚や冷凍魚だけを扱っていましたが徐々に加工品を製造するようになりました。
ホテルやレストランに納める業務用の料理の完成品に近い材料を作っていましたが
2007年頃から個人のお客様向けの商品を製造し販売する今の形になりました。
この間には
気仙沼の大火 三陸地震津波 太平洋戦争 三陸チリ地震津波
厳しいことに遇ったであろうと簡単に想像できますが、ほとんどの苦労はわからないし、
ご先祖様は明るくて元気でやりたいように生きたのではないかとぼんやり思っておりましたが
2011年の震災の時は、代々のご先祖様からの声にならないメッセージを受け取れたと感じました。
それはまさに底力になったと深く感謝しています。
私たちは斉吉のバトンをつなぐようにして、その代を預かっているのです。
おかげ様でこの度チーム五代目は喜んでバトンを受け取りました。
どうぞ皆様これからも御贔屓に。
また叱咤激励を切にお願い申し上げます。